歯の痛み(3)
投稿日:2021年3月1日
カテゴリ:歯内療法専門医ブログ
診断名:根尖性歯周炎
炎症がさらに進行すると根管内の歯髄は壊死(死ぬ)し、炎症は根管を経路として歯の周囲や骨に及びます。
特徴としては歯が浮いたような感覚、噛むと痛いといった歯の周囲組織の炎症に起因する痛みです。この場合、歯髄の機能はないため ”しみる” 感覚は存在しません。
この状態を放置すると根尖部を中心として膿瘍の形成、歯槽骨の吸収が生じ さらに膿が粘膜下に波及する事によって顔面、口腔内に腫脹が生じます。
また発熱、悪寒など全身状態の悪化が認められる事があります。
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