コンピュータシュミレーションによるマウスピース矯正
投稿日:2018年7月10日
カテゴリ:院長ブログ
デジタル化で大きく進化した治療方法の一つに、マウスピース矯正があります。
従来、歯の矯正にはブラケットと呼ばれる装置を歯に接着剤で取り付け、弾力のあるワイヤーを用いて歯を並べるのが一般的であり、現在でも多くの患者さんに用いられています。 歯を動かしやすくあらゆるケースに対応可能ですが、見た目が悪い 違和感が大きい いつ終わるか分からない・・・等 欠点も多くあります。
マウスピース矯正もかなり古くからありまして、我々も何度も治療に用いたのですが回転や圧下などの動きを与えるのが難しく 思うように歯が動かずに結局ワイヤーで仕上げたりした事もありました。
ところが近年のマウスピース矯正は、 まず診断・治療計画からデジタル化が進んでおり 採取したデータを元に最終的に歯が並んだ状態とその動き方をコンピュータ上で再現できます。最終的に何枚のマウスピースが必要かがあらかじめ分かるので、治療終了までの期間が始める前から分かります。
デジタル化と言っても自動的に歯が並んで行くのではなく、抜歯をして歯を並べるドクターもいれば、我々のように歯を抜かずに拡大してスペースを作り歯を並べるドクターもいます。つまり、最終的な歯の並びは担当するドクターの考えを元に決定されるので、受診する歯科医院によって仕上がりが異なりどこの歯科医院で受けても同じ結果とう言う事はあり得ません。
歯にアタッチメントという小さな突起を付けることで回転や圧下などのマウスピース矯正では難しい歯の動きが大きく改善されました。また、下顎の前方誘導も可能になり、我々が目指すかみあわせ治療のゴールを再現できるようになりました。
見た目が目立たなくて違和感が少なく、いざという時には外せるという利点は言うまでもありません。当院では、インビザライン と クリアコレクト の2種類の用意があります。
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