歯の痛み (1)
投稿日:2021年2月20日
カテゴリ:歯内療法専門医ブログ
歯の神経(歯髄)は取ったのになぜ痛い?と言うご質問をよく頂きます。
基本的に神経(歯髄)が無くなれば歯髄に係わる痛みは消失します。
いわゆる ”しみる” 痛みは無くなります。
一方、歯髄が入っているいれもの(根管)は その経路をたどると骨の中へとつながっています。
従って歯髄を除去したとしても、根の先の歯を支えている組織(歯根膜、歯槽骨)に炎症が波及し病巣が形成され、これによる痛みが生じることがあります。
これらの痛みの原因としては感染(細菌)が一番の要因です。
歯内療法処置は歯髄の保護や破壊された根尖部周囲組織の回復を目的として行われます。
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