マイクロエンドとマイクロぺリオ
投稿日:2021年7月7日
カテゴリ:歯内療法専門医ブログ
・マイクロエンドを担当します歯内療法専門医の中川です
我が国におけるマイクロスコープの導入に係わってから四半世紀が経過しました。当時は誰もマイクロスコープを歯科に応用するなど考えてもいなかった時代のことです。マイクロスコープを用いる治療の特徴は拡大・照明・記録です。3要素といわれています。
その特徴としては
拡大:肉眼では見ることのできない細部を詳細に観察できます。他院で診断不能な所見を発見し治療につなげます。目に見えない亀裂、根管(神経の入っていた管)の複雑な形態、長年の痛みの原因となった穿孔などを発見しています。また、時には精細な外科手術を痛くなく、腫れなく、早く治すことも可能です。
照明:通常の治療用照明では歯の奥深く、歯肉ポケットの奥深くを診ることはできません。マイクロスコープの強力な照明はこれらを明るく照らし、治療につなげます。
記録:マイクロスコープには精密なカメラが搭載されています。原則全ての処置が記録されます。これらの記録は患者さんへの診断、治療状況の説明などに積極的に用いられます。
・マイクロぺリオを担当します専任歯科衛生士の清水です
マイクロスコープを使用した歯周治療に積極的に取り組んでいます。
歯周病の原因は、歯肉に炎症を起こす原因が除去できていないことにあります。
’歯周病とは、細菌感染によって引き起こされる炎症性疾患であり、炎症を起こす原因を除去する事が大原則とされています’
患者さん自身にブラッシングを頑張っていただくことはとても大切なことですが、ご自身で落としきれない汚れや深い歯周ポケットの処置に関しては、私たち歯科衛生士がサポートさせていただく出番です。
やはり、マイクロの良さは何と言っても拡大、照明、画像の記録だと思います。手鏡ではなかなかお伝えできないところも、明るく拡大をした状態で記録ができるので、状況をお伝えする際により説得力があると感じております。 また、肉眼では見落としがちな汚れもよく見る事が可能になります。
最近では、マイクロぺリオならではの新しい術式も取り入れ治療効果を上げています。これらについては少しずつ治療の経過などもご紹介できればと思います。
・ 私たちは患者さんに高度な医療を提供します
・ 患者さんの苦痛を理解し、その解放に努めます
・ 最新の技術、知識の修得と研鑽に努めます
・ 正しい処置の喧伝に努め、これを基準に後進の育成にあたります
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