低侵襲インプラント治療
投稿日:2021年7月5日
カテゴリ:インプラント専門医ブログ
上顎のインプラント治療を行う際に、副鼻腔である上顎洞までの骨の高さが足らなくて、インプラント治療が出来ないと断られたり、サイナスリフトという大掛かりな骨の移植手術を行わなければならない事が良くあります。
サイナスリフトをすれば確実に骨が出来ますが、大きく切開したり、骨に穴を開けたりするので体への負担が大きく、上顎の奥の方だと手術がやりにくかったりします。
ソケットリフトという方法は、インプラントを入れるために開けた穴から慎重に上顎洞底の粘膜を押し上げて、そこから人工骨を入れる事で骨の高さを作っていく方法で、サイナスリフトに比べて作れる骨の高さに制限がありますが、上手に行うと、サイナスリフトと比べて低侵襲、短時間で骨の高さを改善できます。
年齢:48歳、性別:女性、治療説明:ソケットリフト法を用いた上顎の骨が薄い部位に対する造骨インプラント治療、想定されるリスク:鼻血・上顎洞底粘膜の損傷・腫れ・痛み、治療期間:約6ヶ月、治療回数:約6回、治療費:インプラント治療費・47.3万円 ソケットリフト・5.5万円
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