根面虫歯について
投稿日:2021年7月30日
カテゴリ:未分類
根面虫歯(う蝕)の恐怖
根面う蝕とは、加齢や歯周病などが原因で歯茎が下がることにより、歯の根の部分(根面)が露出してしまったところにできる虫歯のことです。
根面は、セメント質といって酸に対する抵抗力が非常に弱いため、とても虫歯になりやすく、一度進行してしまうと厄介なのです。
進行すると、歯の神経にまで虫歯も到達しやすく、神経を抜かないといけなることもしばしば‥‥‥。
ちょっとした虫歯と思いきや、歯の神経を取ることになった場合歯の寿命がいっきに短くなってしまう、とても厄介な恐ろしい虫歯なのです。
根面の露出を防ぐためにできること
先ほど、根面の露出は
①加齢に伴うもの
②歯周病が原因で露出してしまうこと
この2点をお伝えしました。それぞれの注意点をみていきましょう。
①加齢に伴うもの から根面の露出を防ぐために予防的にできることは、日頃からのホームケアをしっかり行うことです。
歯ブラシでのケアは、ブラシ圧が強くても歯茎に傷がつき歯肉収縮(歯茎下がり)が起こってしまいます。逆に弱すぎた場合は、汚れがきちんと除去できずに、歯茎が腫れてしまったり虫歯になってしまう場合もあります。
歯ブラシがきちんと今の口腔状態に合っているかどうか、ブラシ圧は適切か、そういった点を定期的にメインテナンスで衛生士にチェックしてもらうことはとても大切です。
②歯周病が原因で露出してしまうこと。
歯周病とは、皆さんご存知のとおり毎日の磨き残しが歯石となり放置することによって歯を支えている骨が減っていくとても恐ろしい病気です。
この原因となる歯石は、歯ブラシで取ることはできず、専用の機械を使用して衛生士に除去してもらう必要があります。
一番の歯周病予防はやはり定期的なメインテナンスなのです。
その際に、担当衛生士がホームケアについてもアドバイスさせていただきますので定期的なメインテナンスと毎日のホームケアで根面う蝕をしっかり予防していきましょう。
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