虫歯治療後に違う歯が痛み出すのはなぜ?
投稿日:2022年2月8日
カテゴリ:未分類
歯が痛む時、皆さんは正確にどの歯が痛いのかわかりますか?
自分ではこの歯が痛いと思っていても、実際に歯医者では違う歯が原因ですと言われて「あれ?」と思ったことはないでしょうか。
歯の痛みは、口全体に広がるとどの歯が痛いのか、分からなくなることがあります。
前歯よりも、奥歯になればなるほど勘違いをしてしまう方が多いようです。
また、上の歯が痛いのか下の歯が痛いのかも分からなくなる時もあります。
これは、顔の感覚を受け持ち、歯の痛みを伝える三叉神経(さんさしんけい)という神経から伝達されてくる情報を脳が正確に判断できなくなっているからなのです。
そのため、先生がお口の中を見て本当に痛みの原因となっている歯を特定することは、簡単なことではないのです。
原因の歯を特定するためには
患者様が、痛みがあると言って来院された場合どの歯が痛いのかを特定する必要があります。
視診:明らかに大きな虫歯がある場合には、この時点でおおよそ特定が可能です
触診:根の先に膿が溜まっている場合、指で触って痛みがあるかを確認します
レントゲン撮影:パノラマというお口全体が撮影できるものから、部分的に細かく撮影するものまで、必要に応じて撮影する必要があります。
電気や温度を使っての検査:虫歯などが大きく、神経が死んでしまっていないかを検査する方法もあります
咬合関係:全体がバランスよく咬合しているか。色紙を噛んで頂き判断します。極端に噛み合わせが高いと、痛みの原因になるため、噛み合わせを調整する必要があります
このように、痛みのある歯を特定するためにさまざまな方法があるため、ドクターは問診後必要な検査を行い判断します。
何かしらの治療を始める場合は、必ずきちんと審査診断を行い必要な歯に必要な処置を行なっていきます。
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