オールオン4
左上前歯を抜歯したその日のうちにインプラントを埋入し仮歯を装着
治療前
治療後
治療前は部分義歯を使用されていた患者さま。部分義歯はバネが見えて見た目にも悪く、しっかり固定されないため食事も取りにくく、また話もしずらく、義歯と歯肉の間には「食べかす」が入り込んでとても不快でした。オールオン4の治療をする事で、オペをしたその日から綺麗な固定式の歯が装着され、入れ歯から解放されて、審美的にも機能的にも美しい歯で日常生活を送ることが出来るようになりました。
上顎、あるいは下顎の全ての歯をインプラント治療する場合、従来のインプラント治療であれば失った歯と同様の本数(12~14本)、もしくは何本か少なくしたとしても最低6~8本のインプラントが必要でした。
しかし、それでは手術そのものも大変になり、治療費も高額になるなど心体的な負担が大きく、インプラント埋入後も治癒期間の約4~6ヶ月は固定式の歯は入りませんので治療期間も非常に長引いてしまいます。そのような問題を解決する ために開発されたインプラント治療が「オールオン4」です。
オールオン4の治療は抜歯と同時にインプラントの埋入オペを行いますので、オペは1回で済みます(抜歯即時埋入)。また、手術直後に綺麗な固定式 の歯が装着されますのでその日の夜にはその固定式の歯で食事することが出来ます(即時負荷)。しかも丈夫な骨があるところに骨の移植をしないで(グラフトレス)必要最低限のインプラント4本を埋入する(経済的)という非常に利点の多い治療法です。
以上のようにオールオン4によるインプラント治療は様々な手法を駆使する高度な技術が必要とされる治療方法です。ただ何のコンセプトもなく4本のインプラントを埋入する治療方法ではありません。当院はオールオン4の開発者であるポルトガルのDr.Maloに直接指導を受け正しいコンセプトでこの治療を行っております。
このインプラントブリッジは、インプラントを支台歯としてブリッジを取り付け、複数の歯を同時に補う治療法です。歯は1本づつ独立しているため見た目にも美しく、トラブルが起きた際にもその歯だけ修理することが出来ます。
歯肉の部分には細かい毛細血管も再現されており、審美性、機能性ともに回復でき、健康維持にもつながります。
今までの歯科治療では、口腔内に装着される修復物や補綴物(インレー、クラウン、ブリッジ、部分床義歯、全部床義歯、インプラント上部構造など)のほとんどが、手作業により製作されてきました。その製作工程(設計や加工)の一部をコンピュータ制御の機器に置き換える一連のシステムを CAD/CAMと呼び、これにより、作業の効率化がはかられ、品質のバラツキを抑えることが可能となりました。