オールオン4による上顎の治療症例

当院が実施した上顎オールオン4による審美回復・咬み合わせの改善

患者様ご来院時の口腔内

こちらの患者様は、歯の見た目・咬み合わせの改善のためご来院させました。

患者様のご要望は、「入れ歯以外の治療法を希望」「できるだけ早く歯を入れたい」との事でした。診断・検査により、上顎の歯は歯周病や虫歯に罹患しており、長期維持は難しいと判断しました。そのため、上顎の歯を抜歯後、オールオン4による歯の審美回復、深い咬み合わせを改善し、理想的な咬み合わせを構築する治療法をご提案しました。

オールオン4での歯の機能回復は、支柱となるインプラント4本を埋入後、その日の内に仮の歯が入るため、見た目や咬み合わせを損なうことがありません。患者様のできるだけ早く歯を入れたいと言うご希望にも沿った治療法でしたので、患者様もオールオン4での治療に同意していただけました。

精密検査後、インプラントを埋入して仮の上部構造を装着

レントゲン・CTによる精密検査を術前に行い、顎の骨の状態、インプラントを埋入する顎骨周辺に存在する血管、神経の位置を把握します。その後、3D画像をコンピューターへ取り込み、インプラントを埋入する際の埋入角度や埋入位置をシミュレーションします。

オペ当日はシミュレーション通りに、正確な埋入手術を実施。インプラントの埋入直後に仮の上部構造を装着して、咬み合わせ・見た目の修復をします。手術後は、インプラント体が骨と結合するまでの間、経過を観察しながら待機となります。治療患部や歯肉の状態が安定し、インプラント体と骨が結合した後、上顎の型取りを行い、最終的な上部構造を作製します。

完成した上部構造を装着

完成した上部構造を装着後、咬み合わせの調整を行い、治療完了となります。歯の見た目、深い咬み合わせが改善され、患者様にも大変満足していただけました。今後は、日々のケアと定期メンテナンスを通して、お口の健康維持に努めていただきます。