拡大床とワイヤー矯正による矯正治療の症例⑤
拡大床とワイヤーによる非抜歯矯正の症例(37歳女性 治療期間約2年)
▼下顎が後退し、噛み合わせが深くなっているディープバイトを、拡大床とワイヤー矯正によって改善した症例をご紹介します。
ご来院時の歯列と矯正治療の詳細
初診時の口腔内です。下顎前歯は上顎前歯に覆われ、ほとんど見えません。さらに歯が内側に倒れている(特に下顎)ので、口腔内のスペースが小さく、下顎の動きは制限されている状態です。
▼画像をクリックで拡大します。
年齢・性別 | 37歳女性 |
---|---|
治療計画 | 上顎の下方への成長により下顎の前歯が覆われてほとんど見えず、下顎は後方に移動し顎関節に負荷がかかっている。さらに、上顎により下顎の動きが制限されているため、歯ぎしり食いしばりにより、様々な症状が出やすい噛み合わせ。そのため、拡大床による口腔内スペースの拡大を行い、舌のポジションを改善、正しい歯軸で歯ぎしりや食いしばりの影響の出ない噛み合わせを構築 |
治療期間 | 約2年 |
治療回数 | 約36回 |
治療費 | 1,155,000円(税抜1,050,000円)(拡大床22万、3次元ワイヤー矯正93.5万) 調整料 5,500円(税抜5,000円)/毎月 |
想定されるリスク | ・拡大床装着時の発音障害、後戻りや歯根吸収、虫歯、歯の移動中の痛みなど |
矯正治療前後の比較
拡大床とワイヤー装置によって、ディープバイト(深い噛み合わせ)が改善されました。非抜歯で矯正治療が行え、患者さまに大変喜んでいただけました。