健康な歯を抜かない拡大非抜歯矯正の症例
健康な歯を抜かない拡大非抜歯矯正の症例(20代女性 期間約2年6ヵ月)
上下の顎が小さくて歯が並びきらない酷い叢生(歯のガタガタ)の患者さまです。数件矯正歯科でカウンセリングを受けたが、どの歯科医院でも4本歯を抜歯しなければ矯正できないと言われ、健康な歯を抜かずに矯正できる方法を探して当院に来院されました。
口腔内を診ると、数本の歯が並びきらずにガタガタの状態で噛み合わせはやや受け口でした。
拡大床装着時
拡大終了時
十分な診査診断を行った後、成長不足の顎を広げるために上下に拡大床を装着して、少しずつ顎を広げていきました。
NITiストレートワイヤーによるレベリング
上下の顎が広がった後は、NiTiストレートワイヤーを装着して上下の歯のレベリング(高さと向きを揃える)を行いました。
3次元GEAWワイヤーによる顎位矯正
NITiストレートワイヤーによるレベリング後、3次元GEAWワイヤー矯正で噛み合わせを構築していきます。
治療完了
3次元GEAWワイヤー矯正による噛み合わせの構築後に装置を外し、矯正が終了しました。矯正終了後は、後戻り防止と噛み合わせの更なる緊密化を目的としてリテーナーを装着し治療が完了しました。
年齢・性別 | 20代 女性 |
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治療期間 | 約2年6ヵ月 拡大床:約6ヵ月/ワイヤー矯正:約2年 (22回) |
治療回数 | 約40回 ※トラブル時以外は基本的には月1回 |
治療費 | 診査診断 60,500円(税抜55,000円) 上下拡大床 121,000円(税抜110,000円)x2 GEAWワイヤー矯正 968,000円(税抜880,000円) 月調整料 5,500円(税抜5,000円) リテーナー 66,000円(税抜60,000円) |
リスク | ・拡大床装着時の発音障害 ・ワイヤー装着時の清掃困難による虫歯や歯周病のリスク ・歯の移動に伴う疼痛や違和感 ・矯正治療による歯根の吸収 |