オールオン4による上下顎の治療症例
全顎の審美回復・咬み合わせ改善のために実施したオールオン4の症例
年齢・性別 | 47歳 男性 |
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治療期間 | 約12ヶ月 |
治療回数 | 約30回 |
治療費 | 【上顎】オールオン4(上部チタンフレーム):2,838,000円(税抜2,580,000円) ザイゴマインプラント 1本:990,000円(税抜900,000円) 【下顎】オールオン4(上部チタンフレーム):2,618,000円(税抜2,380,000円) |
治療理由 | 上下顎の歯の審美回復、前歯の咬み合わせ改善 |
リスク | 手術後の患部の腫れ・痛み 治癒期間中の不慮の事故によるインプラントの脱落(打撲、固いものをうっかり噛んだなど) 一時的な発音障害など |
初診時の口腔内
こちらの患者様は、上下の歯の審美回復、前歯のグラつきによる咬み合わせの不調を改善したいとの事でご来院されました。上記の写真は、以前治療された下顎前歯のインプラントを外した状態です。患者様のご希望は、「入れ歯以外の治療法で、なるべく早く歯を入れたい」との事でした。
適切な治療法を選定するため、レントゲン・CTによる精密検査を実施しました。検査結果から、上顎の一部に骨が少ない事が分かり、その患部は顎骨へのインプラント埋入は難しいと判断しました。
患者様に相談の上、骨が薄い上顎部分には頬骨に埋入する「ザイゴマインプラント」を使用したオールオン4での治療をご提案しました。
オールオン4は、4本のインプラントを支柱として、片額全ての歯を並べた上部構造を装着する治療法です。下顎は既存のインプラントを使用すること、治療したその日に仮歯を入れる事ができる旨をお伝えし、患者様にも快諾していただきました。
CT画像を用いた術前のシミュレーション・治療計画
精密検査で得た3D画像を用いて、インプラントの埋入角度、埋入位置などのシミュレーションをコンピューター上で実施しながら、治療計画を立てます。オールオン4は4本の支柱で片顎の上部構造を支えるため、一つひとつの埋入位置が、術後のトラブルやリスクの軽減にとても重要となります。
インプラント埋入後に仮歯を装着
術前のシミュレーション通りに、スムーズで的確なインプラント手術が行えました。インプラントの埋入後は、仮の上部構造を装着しますので、手術したその日に、審美性・咬み合わせの修復が行えます。手術後は、インプラント体と骨がしっかり結合するまで数ヶ月の治癒期間を設け、治療患部の状態が安定してから型取りを行い、最終的な上部構造を作製・装着となります。
上部構造を装着して治療完了
作製した上部構造を装着して、治療完了です。歯の審美回復と咬み合わせの改善が行われ、患者様も終始笑顔で喜んでおられました。