抜歯矯正による不調を拡大矯正とインプラントで治療した症例
抜歯矯正による不調を拡大矯正とインプラントで治療した症例(20代女性 期間約2.5年)
こちらの患者さまは他院にて、上顎両側第一小臼歯と、なぜか下顎は右側第一小臼歯のみ抜歯して矯正治療行ったことにより、噛み合わせの不具合でうまくかめず、顎の調子が悪くなり、口が大きく開けられない、肩こりや偏頭痛などが起こり始め、さらには呼吸しにくく息苦しい症状まで出てしまっていました。
上下拡大床を用いて、劣成長の顎を拡大しました。上顎は、側方と前方向の3方拡大床を用いて顎の拡大と抜歯してしまったスペースの確保を行いました。インプラントアンカーを用いた3次元GEAWワイヤー矯正により、上顎の歯を理想的な位置へと配列し、下顎を顎関節に負担の掛からない位置へ誘導しながら顎位を改善して噛み合わせを構築しました。
抜歯して欠損してしまった部位には、インプラントを埋入して噛み合わせを回復した。矯正治療後は、肩こり、偏頭痛や顎関節の症状は改善され、口もよく開くようになり、なんでも噛めるようになりました。また、口腔内が広がったことにより、舌位が安定し下顎の位置も適正になったため、呼吸が楽になっています。
年齢・性別 | 20代 女性 |
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治療期間 | 約2.5年(40回) |
治療費 | 上下拡大床/ワイヤー矯正/インプラントアンカー/リテーナー 1,309,000円(税抜1,190,000円) 月調整料5,500円(税抜5,000円) インプラント治療 1本528,000円(税抜480,000円)x3本 |
リスク | ・矯正治療中の虫歯のリスク、矯正器具による口内炎、噛み合わせ構築途中の噛みにくさ、矯正治療後の後戻りのリスクなど |