外科的歯内療法(歯の移植)の症例|銀座6丁目のぶデジタル歯科

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外科的歯内療法(歯の移植)の症例

外科的歯内療法(歯の移植)

※本動画は症例2の動画となります。

※本動画は症例2の動画となります。

外科的歯内療法(歯の移植)

歯内療法専門医の行う根管治療の成功率は高いですが、残念ながら100%ではありません。治らない理由の代表例は歯が割れていたりクラック(ヒビ)が存在するケースです。

その現代の医学では未だ割れている歯を保存する方法は確立されていませんので、割れている歯は基本的に抜歯の適応となります。そのため歯内療法専門医の最も嫌なことは歯が割れているということになります。

歯の位置や状況にもよりますが、抜歯を行った後の処置としては幾つか考えられます。
1)人工の根を入れて被せものをする(インプラント)、2)両隣に歯がある場合は両隣に歯を削り3本分繋げて、抜歯をした部分に歯の頭の部分だけを作る(ブリッジ、その名の通り両端に抜歯をした部分の負担を求める方法)、3)部分入れ歯、4)そのまま放置。最終的な治療方針は患者さんが決める決定権があるのですが、4)は勧めません。理由としては抜けた後ろの歯が段々と手前に倒れて来て最終的にはその歯も抜歯しなければならなくなる場合があるためです(例外的に一番奥の歯が抜歯の対象だった場合はそのままというのもありかもしれません)。

そして最後のオプションとして考えられるのが5)自分の歯を抜歯した部位に持ってくる歯の移植です。勿論、普通に使っている歯を抜いて持ってくるわけにはいかないので、基本的には使っていない歯(上下的に反対の歯と伵んでいない親知らずが多くの適応例)を移植します。

この歯の移植も意図的再植と同様に高い成功率であるためとても有効な方法です。私はこの方法を「天然の歯で行なうインプラント」と呼んでいます。金属やセラミクスを天然の歯の代わりに使用するインプラントよりも天然の余っている歯を使用する場合には利点がいくつかあります。その代表としては天然の歯は免疫が効いてバイ菌に対する抵抗性が高いが人工物は低いという点です。

金属やセラミクスである人工物は虫歯にはなりませんが、天然の歯と同様に歯周病にはなります(正確には歯周病ではなくインプラント周囲炎。歯周病・インプラント周囲炎は歯が悪くなるのではなくその字の通り、歯の周りの組織が悪くなる病気なので当たり前と言えば当たり前です)。

この歯周病もバイ菌が引き起こすものですから、その抵抗性は移植をした歯の方が高いと言えます。移植した場合は通常、術後2ヶ月で柔らかいものなら食べられるようになり、術後4-5ヶ月程度で硬いものも噛めるようになります。

歯の中の神経(歯髄)は根の先に開いている小さい穴(根尖孔)を介して根の先にある組織と毛細血管・神経で繋がっています。移植のために歯を一旦抜くとその血管途絶し神経が死ぬ(壊死)ため、歯の移植後には根管治療が必須になります(例外として、まだ根が完成していない大人の歯(根未完成歯永久歯)の場合には根管治療が不要である場合があります)。移植後2-3週間後に根管治療を行います。

症例 1

40代女性。主治医より根管治療の依頼を受けるも歯根破折のため保存不可と診断。右下6を抜歯後、即日に左上8を抜歯し右下6部に移植した。

外科的歯内療法(歯の移植)の症例

年齢・性別 40代 女性
治療内容 主治医から下顎右側第一大臼歯の根管治療依頼で紹介。歯根破折が生じているため保存不可となった。上顎左側第三大臼歯が存在したため移植を提案。右下6を抜去後に左上8を移植。
3週間後に根管治療~築造を行った。その後主治医に仮歯処置を依頼。移植後、6ヵ月で硬いものも噛めるようになったため最終補綴。術後4年経過するが異常所見はなく経過良好。
治療期間・回数
(※予後観察は含まず)
診査・診断・コンサルテーション 1回
処置 3回(移植1回、根管治療を2回)
(計4回)
費用(税込)
※自由診療です
歯の移植275,000円
(診査・診断・コンサルテーション・抜歯、移植、根管治療代を含む)
CT撮影代11,000円(1回)
仮歯5,500円(1歯につき)
補綴132,000円(1歯につき)(形成、印象、セット代を含む)
リスク 出血、腫脹、疼痛、局所麻酔中毒、穿孔、根尖性歯周炎、迷走神経反射、下歯槽神経麻痺、上顎洞炎、器具破折、顎関節症、非歯原性疼痛等

症例 2

30代女性。主治医より根管治療の依頼を受けるも歯根破折のため保存不可。右下6を抜歯後、即日に左上8を抜歯し右下6部に移植した。

外科的歯内療法(歯の移植)の症例

年齢・性別 30代 女性
治療内容 主治医から下顎右側第一大臼歯の根管治療依頼で紹介。歯根破折が生じているため保存不可となった。上顎左側第三大臼歯が存在したため移植を提案。右下6を抜去後に左上8を移植。
3週間後に根管治療~築造を行った。その後主治医に仮歯処置を依頼。移植後、6ヵ月で硬いものも噛めるようになったため最終補綴。術後5年経過するが異常所見はなく経過良好。
治療期間・回数
(※予後観察は含まず)
診査・診断・コンサルテーション 1回
処置 3回(移植1回、根管治療を2回)
(計4回)
費用(税込)
※自由診療です
歯の移植275,000円
(診査・診断・コンサルテーション・抜歯、移植、根管治療代を含む)
CT撮影代11,000円(1回)
仮歯5,500円(1歯につき)
補綴132,000円(1歯につき)(形成、印象、セット代を含む)
リスク 出血、腫脹、疼痛、局所麻酔中毒、穿孔、根尖性歯周炎、迷走神経反射、下歯槽神経麻痺、上顎洞炎、器具破折、顎関節症、非歯原性疼痛等

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