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ジルコニアとセラミックの違いについて

投稿日:2020年10月31日

カテゴリ:未分類

ジルコニアとセラミックの違い

1.セラミックの種類

2.それぞれのセラミックの特徴

1.セラミックの種類

一括りにセラミックと言っても、歯科で使用されるセラミックには様々な種類があります。

従来のセラミック治療といえば、メタルボンドセラミックと呼ばれる金属の土台の上にセラミックを焼き付けたものが一般的でした。

近年ではオールセラミックと呼ばれる、メタルフリーの全てセラミックで出来た素材が注目を浴びていて、自費治療に用いられています。

オールセラミックといっても種類が豊富で、EMAX(ニケイ酸リチウムガラス)、ジルコニア(ジルコニウムの酸化物)、セレック(長石系セラミック)等があります。

2.それぞれのセラミックの特徴

メタルボンドセラミック 金属の土台の上にセラミックを盛りつけ、焼き固めたもの。設計の自由度が高く、難しい歯の並びにも対応できます。土台に金属が使用されているので金属による歯肉の黒変が起こる場合があります。

EMAX ニケイ酸リチウムガラスが主成分のセラミック。500MPaの天然歯に近い強度と光の屈折率を持つセラミックです。セラミック自体の光透過性が高いので、インレーやべニアといった治療に向いています。製作には型、にセラミックを溶かして流し込むプレスタイプと、CADで歯をデザインして、加工機で、セラミックブロックから削りだすタイプがあり、CADタイプの場合は1日でセラミックをセットする1DAY治療が可能です。

所要時間 1本約2時間

ジルコニアセラミック ジルコニウムの酸化物 人口ダイアモンドと呼ばれる非常に硬い素材です。丈夫な素材なので割れる心配が他のセラミックに比べて少なく、咬合力が強く加わる大臼歯(奥歯)に使用される場合が多いです。近年では非常に光透過性の良いジルコニアが登場したことで、前歯部にも使用されることが増えてきました。

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